2010年08月10日 23:18
先日ネットワークのメンバーの佐々木さんのところ(佐々木酒造)で蔵開きが行われまして、
ネットワークメンバーも何人か参加させていただきました。
夏に蔵開き?と思ったのですがその理由をおききして納得。
冬場に多くの方に来ていただいたりすると、要らない菌がお酒に混ざってはいけないとの
配慮だそうです。
なるほど~。それも一理ありますね。
さて、会場(酒蔵では津田さんのフルート(チェンバロ奏者の友人も一緒に)や中川さんのおもしろ木の話、小川君のお庭話などを織り交ぜながら、楽しく軽やかな時間が酒蔵を満たしておりました。
不肖私もなぜかお話の機会を頂、とりとめもないお話をさせていただき
皆様のお耳汚しをしましたが、何せウエルカムドリンクですでに酔っ払い状態。
お話させていただく前にすでに大酔っ払い(本人曰く・可愛いですけどね。)
ほんとにまとまらないお話だったと思います。ごめんなさい。
自分が言った言葉ですが、まるで他人が語っているようで、
自分で話しながら、「この人ちょっといいこというな~」などと聞いていたことがいくつかありました。
DO YOU KYOTO?って知ってますか?
ぼくらは京都に生きているからこういってますが
別にDO YOU 北海道?でも静岡?でもいいんですよ。
自分が育った、自分が住んでいる雰囲気や空気感ってすごく稀有な物なんです。
そのすばらしさを感じたらどこでもいいんです。
そのすばらしさを伝えることを胸張っていってください。
僕の故郷、舞鶴っていいとこだよ!
小豆島ってすばらしいよ!
なにがすごいって?
普通の普段どおりのことがいいんだよ!
特別じゃないって事がいいんだよ!
そんな事、いってたような気がします。(もしかしたらよって寝た後、夢の中で言ってたのかもしれませんが・・。)
自分にとって、特別じゃないこと。それを大事に。それを積み重ねて。未来の子供達に特別じゃない世界に生きる権利を渡してあげたいですね。
漆工芸 三木啓樂
2010年01月26日 19:15
早いもので、2009年7月に「DO YOU KYOTO? ネットワーク」を立ち上げてから、半年が経とうとしています。ここのところ、はじめてのイベント「DNA KYOTO」の準備にかかりきりになっています。
昨年の秋、木村英輝さんにプロデュースを依頼し、アドバイスをいただきました。
木村さんの助言は明快です。
「説教くさいものはダメ。洗練された舞台を見せよう。」
廃材などを使ってエコを、前面に出すようなことをしてはいけない。説明はいらない。美しい舞台をみて、京都の四季がなくなったらさみしいと、観客に自分自身で答えを見つけてもらおう、と。
環境を意識した作品展示やトークショーでは、説教くさくなってしまう恐れがあります。そこで、洗練されたステージに特化してはどうかと提案してくださいました。
木村さんの助言をもとに、年末からメンバーと会議を重ね、ステージの構成を練りあげていきました。
「一人一人が順番に舞台に上がるのでは、つまらない」
「同じテーマのもと、皆で一つの舞台を作り上げよう」
「漆工芸家が塗った花台に、陶芸家が焼いた壷が載り、筝曲家の音楽に合わせて、華道家が花を添え、織工芸作家の染めた友禅を身にまとった能楽師が舞う、というのはどうだろう」
タカシマヤ1階の特設舞台でのステージは、期間中の土日祝の3日間、計5回と決まりました。私は2回の「いけばなパフォーマンス」に加えて、全ステージの解説をつとめます。花鳥風月を愛し、四季の移ろいを大切にしてきた日本人。その伝統の美が詰まったステージを、ぜひご覧下さい。
また、ステージの行われない日には、舞台上でメンバーからのメッセージを放映することになりました。テレビ局にも協力を要請し、今、撮影の真っ最中です。