2010年02月02日 00:34
「DO YOU KYOTO?」という言葉をつけたネットワーク。
そのメンバーの思いを形にして、皆さんに見ていただく場
「DNA KYOTO」
その日が刻刻と近づいてまいりました。
京都を舞台に活躍するメンバーがそれぞれの立場で「未来に美しい京都を伝えたい」という思いで、力を出し合っております。
私自身は漆工芸家という立場での京都・自然との関わりを軸に、出きること、伝えたいことを、その場にぶつけたいと考えてます。
ネットワークのテーマの一つになっております自然環境の変化、世界の社会環境の変化は、京都に住む我々だけでどうにかなる物ではありません。地域だけでとどまらず、全世界規模で考え、取り組まないといけない問題だと思います。ではそのためにはどうすればよいのでしょうか?
僕はこう思います。
「世界中の人々が共感すること。」
これがまず、第一歩です。
「では何を?」
その答えは、様々で言葉にすることは難しい物です。何か単一の答えでは人類全体はまとまらないでしょう。人の数だけ、価値観があるのですから。でも、何か大きな物があるはずです。
僕はその一つをこう考えます。
それは「美」ということではないでしょうか?
日本語においては「美」は、様々なところでその表情を変え、人々の心に入り込んでいます。
「美味しい」
「美しい物」
「美しい人」
「美しい音色」
「美しい旋律」
「美しい言葉」
「美しい花」
「美しい仕草」
「美しい風景」
「美しい京都」
多くのところで、プラス感情の形容として使われています。
そして、その向うに見えるもの
「心の美しい人」
いきなり、世界平和は叶いません。すぐには環境問題は解決しません。
でも、ひとつひとつ、隣人と意思の疎通を図り、共感し、その輪を広げていく事は、
必ずや、世界を良い方向に向けていくのではないでしょうか?
「独善的でない美」
自分が住む町には、そんな美があると思いますし、そうであってほしいです。
まずは、家族・友人から。
次は隣人、ご町内。
それが、京都全体に、さらに日本、アジア、世界に「美しい」を広げていく。
「美しさ」は人の心を、豊かにし、寛容さをうみだします。
そして、「共感」を生み、人に優しい気持ちの種をまいてくれます。
「美しき心」の種をまきましょう。
その種を育てまずは芽を出させましょう。
「DNA KYOTO」
私達の思いを届けます。