2010年01月26日 19:15
早いもので、2009年7月に「DO YOU KYOTO? ネットワーク」を立ち上げてから、半年が経とうとしています。ここのところ、はじめてのイベント「DNA KYOTO」の準備にかかりきりになっています。
昨年の秋、木村英輝さんにプロデュースを依頼し、アドバイスをいただきました。
木村さんの助言は明快です。
「説教くさいものはダメ。洗練された舞台を見せよう。」
廃材などを使ってエコを、前面に出すようなことをしてはいけない。説明はいらない。美しい舞台をみて、京都の四季がなくなったらさみしいと、観客に自分自身で答えを見つけてもらおう、と。
環境を意識した作品展示やトークショーでは、説教くさくなってしまう恐れがあります。そこで、洗練されたステージに特化してはどうかと提案してくださいました。
木村さんの助言をもとに、年末からメンバーと会議を重ね、ステージの構成を練りあげていきました。
「一人一人が順番に舞台に上がるのでは、つまらない」
「同じテーマのもと、皆で一つの舞台を作り上げよう」
「漆工芸家が塗った花台に、陶芸家が焼いた壷が載り、筝曲家の音楽に合わせて、華道家が花を添え、織工芸作家の染めた友禅を身にまとった能楽師が舞う、というのはどうだろう」
タカシマヤ1階の特設舞台でのステージは、期間中の土日祝の3日間、計5回と決まりました。私は2回の「いけばなパフォーマンス」に加えて、全ステージの解説をつとめます。花鳥風月を愛し、四季の移ろいを大切にしてきた日本人。その伝統の美が詰まったステージを、ぜひご覧下さい。
また、ステージの行われない日には、舞台上でメンバーからのメッセージを放映することになりました。テレビ局にも協力を要請し、今、撮影の真っ最中です。